SMの世界に足を踏み入れること。
「俺様」が与えてくれるであろう、SM的なプレイに憧れ
私は自分の欲望が満足した時の歓喜に涙する期待に、いつも心奪われた。
しかし、その一方で「俺様」が自分を崩壊に追い込むのではないかと恐れ、恐怖していた。
メールも頻度は少なく、月に二回程度。
なかなか私の一歩を踏み出す勇気はわいてこなかった。
どうしても会いたいと思うそばで、会わないで済む言い訳と理由を作る。
そんな支離滅裂な状態が、なんと一年半も続いた。
私の中で、それだけ期待が大きく、また期待した分だけ恐れていたのだ。
鬱になってしまって、3ヶ月ほど寝込んでしまった。
ちょうど寝ているときに「俺様」から珍しくメールが来て
返信をしたら、すぐに返事が来た。 嬉しかった^^
「会いたいんです」と書いてみた。
そうしたら…。
「俺様は 病気の女を抱くほど落ちぶれていない」と返ってきた。
なるほど、そうかもしれない。
きついようだが、私の反骨精神に火がつき、
その言葉を思い出しては、悔しさをバネに気持ちを前向きにして
何とか元通りの暮らしに戻すように努力をした。
年明けから病みがちだったが、3月、4月と春の声を聞くとともに
通常の私の生活に戻せたのだった。
その年の夏。
初めての会う約束ができた。
本当に会ってくれるのだろうか。
そんな不安と期待が入り混じって、交互に私を攻め立てた。
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