三角馬に…
腕に異常がない事を確かめて、しばし休んでから、
Iさんは、私を縛り上げる。
後高手小手にして、立ちなさいといわれ、梁の下に立たされる。
立ったまま、脚をいくつも縛るのだが、その前に股間にあるものを仕込まれた。
それは…。三角錐の形をした定規。。。。
中が空洞で、一面ずつにメモリが書かれていて、三面とも定規として使えるステンレスタイプのものだ。
空洞の中に、縄が通され 両端から縄が出ているものだったと、後から見せられ知ったのだが、そのときは何を仕込まれたのか、全然知りもしなかったのだ。
ちょうど股間の真ん中に来るように、位置を確かめしっかり挟んでいなさいと言われ、そのまま脚を縛られた。
風呂にIさんが入って、風呂場の椅子を持ってくる。
「この上に立ちなさい」
あっという間に上半身の縄を梁とつながれ、私は椅子の上に立ったまま固定される。
Iさんは、今度は股間につなぐ縄と梁を固定し、私に姿勢を良くしないと大変だぞと脅すのだった。
はぃい?
何がなにやら、わけもわからず姿勢を良くしてみる。
Iさんが縄の位置を加減しなおし、梁にしっかり固定する…。
と、いきなり風呂の椅子を蹴り飛ばされて、私の身体は宙吊りになった。
股間に仕込んだ尖った部分に全体重がかかり
上半身の縄は単に体が落下しないためだけの負荷しか持ってくれていない。
私は、あらん限りの悲鳴をあげ、息を継ぐのは呼吸をしたいからではなく、単に次の悲鳴を上げるためだけであった。
前もって限界となったら、手のひらを開いて助けを呼びなさいと決め事があったので
手もこれ以上開かないまで大きくパーを出して、出来る限り揺すぶってみる。
口に布が入っているのも邪魔で、もうえざいてしまって、おぇおぉぇぇえと繰り返す。
目隠しの手ぬぐいの下で、口の中のが気持ち悪くて吐き気がこみ上げ涙が溢れ、悲鳴も上げ続け、息をつなぐことができない。
私の中では、もう限界だった。
口に入っているのが、どうしても嫌で、痛みが快感にならないまま、吐き気だけが強くなる。
迫ってくる連続した痛みに、悲鳴をあげ、早く早くと出来る範囲で助けを求めた。
なんだ?口ほどにもないぞ?
のんびり声がする。
私は必死で助けを求め、えざいて涙を流し、悲鳴を上げ続けた。
ほんの数分の出来事でしかなかったそうだ。
抱え上げられ、縄が緩められ、手ぬぐいが外されて轡が外れた。
私は、身体をガチガチにしたまま、まだ震えていた。
心の奥に、大きくなっている被虐への熱い想いが、ここ至って間違いなかったことに対する安堵感と、猿轡さえなかったら、もっとしたいという切ない想いと…。
私は、痛みによる悲鳴を上げることだけしか頭にない、真っ白な世界を初めて体感したのだった。
連続する痛みに悲鳴を上げ続ける快感に、私は… 初めて抱え込んで背負い込んでいた荷物を下ろせたと、実感できたのだった…。
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