真の王として…
私の中に、まるで気が狂ったかのような、破壊を求める願望があり、
私は、気持ちいいことや、甘えさせてもらえること、うっとりとくつろぐことよりも、苦痛の崖っぷちで自失していたいと願っている。
言葉の中で、そういうものを書くことは難しいと思う。
私は、苦痛の真っ只中にいるときに、痛みさえ快感になり
ただ、自失していられることが嬉しくて仕方ない…。
良いか悪いかなど関係のない世界で、ただ衝撃に身を揺らし
ぼんやりと何も考えず、見ているものも何かさえわからない、
時間の感覚も全くない私自身から解放される時間が、長ければ長いほど幸せなのです…。
ただ、与えられるほうはそれでよいとしても、
与える側は、どれほど大変なのだろう…。
怪我をさせることなく、苦痛の海で溺れたいと激しく焦がれる私の
願望を満たすことは、並大抵ではないのだろうと思う。
私は、主従には関心もないし、奴隷ですなんて、全く考えてもいないけれど、心から、主をご主人様と呼ぶ。
私の生きる命を与えてくれる、唯一無二の人だからだ。
生きる力は、苦痛の淵に深く沈められて、苦痛のどん底に沈んで
初めて生まれ変わったかのように、新しい身をまとうことが出来る…。
生まれ変わること。
今までの私じゃない自分になれること。
同じ私なのだけれど、全然違う。
快感では絶対に手に入らないし、ベタベタいちゃいちゃしても、
嬉しいけれど、生まれ変わることはない。
苦痛のどん底にしか、私の求めるものがない。
深く沈めば、それだけ新しくなれる。
浅い苦痛では、捨て去ることも出来ない。
ジレンマの只中に身を置くことほど、苦しいものはない。
私は、主を心から、真の王として認める。
私の身体と心の連動を理解してくださって、私が欲しくてやまないものを、確実に手渡してくださる、そのただ独りの人だから
ご主人様と呼ぶしかないのだ。
ご主人様が与える痛みだから耐えるのでもない。
ご主人様がしたいから受け入れるのとも違う。
あくまで、私の願望を形に出来る、唯一の人。
私を生まれ変わらせてくれる、たった一つの方法を、酷に行える人。
頑張ったねなんて、言われたくはないのだ。
いい子いい子も、全然違う。
深く沈みこんだ私を、受け入れてくださることが、私の歓喜であり
私が全身全霊、うれしがっている事を解ってくださって
嗤わないでいてくださることが、私の安堵なのだ。
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